また夢をみた
            ゆめのかたちに
        手が届く間際に目覚めた

              月が笑った

             また夢をみる
             ゆめの途中で
      ころがって浮かんで消えてく
             展開は単純で

           　ねぇ お月さま
        そこにいて笑っていないで
             少し助けたら？

             寝てもさめても
             こころはいつも
        ふわふわと宙を浮いている

             雲のすきまから

             ねぇ お月さま
         片目あけ覗いているけど
         アナタのしわざでしょう？

          月もアタシも笑っている
               いいじゃない

              また夢をみた
             ゆめのかたちに
         手が届く間際で逃げてく
           古いゲームみたいに


        愛が何かなんて吹き飛ばした
           海より深く冷たい月

           　ねぇ お月さま
        そこにいて笑っていないで
             少し助けたら？

        愛が何かなんて吹き飛ばした
           海より蒼く冷たい月